"Ghoramara" of Deasung Lee with Desktop gardens


現在、ミラノのギャラリー AMY-D において、写真家テソン・リー氏の作品「Ghoramara project」とともに、我々グループ(日本・イタリア・セネガル)の作品「デスクトップ・ガーデン」が展示されています。

2014年4月前半 私はミラノの2会場で作品を展示・制作しました。
その会場に AMY-D オーナー アンナさんが来られ、今回のコラボレーションが決まりました。



会期:2014年 4/29〜5/25
日時:平日:09.00〜12.00 / 15.00〜19.00  休祝日:要予約
場所:AMY D Arte_Spazio  Via Lovanio 6, 20121 Milano (Italy)
連絡先:Tel. +39.02.654872 - info@amyd.it - www.amyd.it
アクセス:MM2 Moscova / bus 43-94 V. Statuto


「デスクトップ・ガーデン」は、造園家、ランドスケープデザイナー、アーチスト、考古学者、哲学者、建築家、インテリアデザイナー、ギャラリーオーナーによって提案された新しい「リアルな庭」です。その波は既に国境を越え、世界各地に関心と影響をもって伝えられています。


この展示に寄せ、日本の作家からテキストが寄せられましたので、ご紹介いたします。




【透明性をもつ美しき媒体 〜Beyond the desktop gardens】


日本、イタリア、フランス、イギリス、、、 世界には数多くの庭園芸術が存在する。デスクトップ・ガーデンとは、これらが凝縮され、研ぎ澄まされ、インスタレーションとして机上に創造されたリアルな庭。

手のひらに乗るほどに小さい。
しかし、そこから発信されるメッセージは力強く大きい。
創作者の哲学が鮮明に浮かびあがり、
見る者は時空を超えた情景を感じる。

さらにデスクトップ・ガーデンはスーツケースに入って世界を飛び、
あらたな場所で、別世界への小さな窓を開く。

主体と客体が、水晶玉のごとき透明性をもつ美しき媒体「デスクトップ・ガーデン」を通して一体化される感動の瞬間・・・
これは「Ghoramara project」において、既に記憶の中でしか存在しないかもしれない風景を撮影するテソン・リー氏の視線と同じである。

デスクトップ・ガーデンの向こうには、世界の人々が思い浮かべる環境への憧憬と、芳醇なランドスケープの積層がある。


(曽和治好・塩見篤史・久保田正一)





(アンナさん、ジューリオ先生、リッカルドさん、栗原さん、ありがとうございます!)