後進に語るべきこと


 今日も寒いですね・・・と言いたくとも言わぬが花の毎日、皆様いかがお過ごしでしょうか(笑)。

 気がつけば2012年最初の更新・・・いや忙しいとか言い訳はしてはいけません。
現在、計画中の建築以外に依頼されたことがあります。それは後進に語ること・・・。
中学生たちの前で建築・伝統・文化を自分のライフワークとともにプレゼンテーションするという・・・そういえば、かつて高校生たちに美術の授業の一環として建築を語りました。今回は、それよりも広いカテゴリーで示す必要がありそうです。これが難しい・・・かも。

 思い起こせば・・・小学校の算数は一瞬の閃きで解き、高校生の数学は論理の積み立てが生きる・・・つまり、より若い人々に対しては論理が過ぎると「重い・わからない」になるのです(という自分史をふりかえり=笑)。

 でも、自分にとって これは いい訓練になると思います。
昨今、専門用語の応酬からスタンスをおこうかなと思うこともしばしば・・・。
インターネットで楽々と情報・知識が手に入ることで皆が専門用語を軽々と口にすることができる・・・のですが、それがイクスクルーシヴな状況を生み出していないかという懸念を少なからず持っています。


 ここは「わかりやすさ」を基本に・・・ケヴィン・リンチの「都市のイメージ」にある「イメージ・アビリティ」をいまいちど思い出す今日この頃・・・実際に話すのは来週・・・よ〜く考えます(笑)。


都市のイメージ 新装版

都市のイメージ 新装版



(文:久保田正一




今回も お読みいただき ありがとうございました。




なかのひと