house-TG 現況報告(2007秋 見学会に向けて)


 さて、今週より2週にわたって お送りする「2007年秋 現場見学会」 の続報〜現況報告です。先の告知の時点でお伝えできなかった「house-TG」のカタチが・・・ようやくこの世に出現しました(笑)。地下の鉄筋コンクリート部を「カウンター ウェイト(おもり)」として上部に組まれた鉄骨フレームが大胆かつ軽快に空中を飛んでいます。このオーバーハングした床のキャンティ・レバー(持ち出し梁)は屋根の梁から支持を受けています。つまり、「混構造+吊構造」というわけですね(見学会情報はコチラ]で 御確認下さい)。



 広角レンズを使用した写真撮影という事もあるのですが・・・それを割り引いたとしても たいへんダイナミックな建築構成です。大地から受ける地球の重力とのコラボレーションとも言えましょうか。



 前面のボックスが右にシフトして浮いている情景は、1920年代のオランダ「デ・スティール」におけるテオ・ファン・ドゥースブルフ(Theo van Doesburg)、ヘリット・トーマス・リートフェルト(Gerrit Thomas Rietveld)のドローイングを想い起こさせます。



 そして現在は、胴縁など二次部材がセットされ、着々と住宅としての存在感を増しているところです。タテラインがルーバーのように見え、なぜか和風を感じさせます。ただし、これは あくまで下地材・・・完成時には隠れてしまいます。ちょっともったいない気がしますね(笑)。そんな工事の時にしか見ることのできない建築の風景が ここ「house-TG」には あります。




(もう1棟の「house-MR」も着々と仕事が進んでおります。こちらも近日中にダイジェストをお伝えいたしますので、お楽しみに)



■■ 2007秋 久保田建設株式会社 構造見学会


■日程:9月8日(土)、9月9日(日)、 9月15日(土)、9月16日(日)
■時間:10:00〜16:00 所要時間 1棟あたり20〜30分 ← 要予約
■場所:静岡市駿河区大谷
■連絡先:久保田建設株式会社 (担当:那須
・電 話:054-237-5166
・「久保田建設 問合せフォーム」http://kubota-kensetsu.co.jp/contact/index.html

■その他 詳報: 久保田建設株式会社website


 皆様からの お問合せ 心よりお待ち申しております。(文:那須啓一郎)



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今回も お読みいただき ありがとうございました