静岡市 都市計画情報


 先に発生した地震の際には、全国の皆様から多くの「励ましの声」をいただきました。ありがとうございます。我々は元気に仕事しています。例年に比べて休暇日数は少なめでしたが、結果的に体調はキープしつつ「日常」が続いている・・・そんな感じの昨今です。新しい工事もスタートし、並行して 新たな住宅設計も始まりました。


 建築計画を進めるにあたって、考慮すべき項目は数多くあります。敷地、規模、インフラ、デザイン、テイスト、資金、スケジュール・・・そんな中にあって、クライアント(施主)が設計者に対して「職能」として求める 大きなものの ひとつが 法規の知識ではないでしょうか。「この場所に希望する大きさ・高さの建物を創ることができるのか?」・・・それを把握することが第一歩ですからね。


 そこで、最初に調べるべき項目が都市計画情報です。以前にも当ブログで記しましたが、現在 静岡市の都市計画情報はインターネットで閲覧できます。最近 デザインがリニューアルされ、さらに使いやすくなっています。




 たとえば、ここで わがオフィスの位置をズームアップしますと・・・



フラッグの位置を かえて・・・




なんと・・・2種の用途地域に またがっています(もちろん知っていましたが=笑)。


 このように敷地が異なる用途地域に またがる場合、建設可能な建蔽率容積率は、かかる用途地域の面積に応じて割り出す必要があります。まずは、どこに用途の境界線があるか・・・この裏づけが必要です。これに関しては静岡市役所 都市計画課さんに赴き、伺うことが必要です。そこには確固とした根拠がありますからね。インターネット情報は、そこまでの水先案内とお考えください(用途地域の他、防火地域、風致地区生産緑地などの情報も閲覧できます)。都市の「約束事」は、行政の方々によって定められています。皆さんも ぜひ市役所に行きましょう。以上 ちょっとハードな静岡タウン情報でした(笑)。



(文:久保田正一




■参考URL:静岡市役所 都市計画情報インターネット提供サービス(平成27年5月1日更新)

http://www2.wagamachi-guide.com/shizuoka/agreement.asp?npg=%2Fshizuoka%2Findex%2Easp&dtp=4&adtp=4




今回も お読みいただき ありがとうございました。


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